松葉ヶ谷雁信

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誰でも幸せに成ること

皆さん明けましておめでとうございます

2013年の年が明けました 私は 今日からこのハワイ日蓮宗別院の主任 日本風に言えば住職を務めることになりました平井智親と家内の律子です どうぞ宜しくお願い致します

私たちのことを既によくご存知の方も多いと思いますが 改めて自己紹介をしたいと思います 私は 池永先生と同じように日本の九州の佐賀で生まれました 1963年生まれです 1989年に正式な日蓮宗の僧侶となり 1992年11月に開教師養成研修生としてこのハワイ日蓮宗別院に着任しました 飛行機がホノルル国際空港に着陸した時に体ががたがた震えたのを覚えています 翌年(1993年5月)に開教師となり この別院の助員となりました 3年半後(1996年の2月)にマウイ島プウネネ教会の主任となり その1年半後(1997年10月)にはイギリスへ渡り ロンドン教会を開創しました 2000年4月からこの別院に副主任として戻り 2007年からカリフォルニア州ヘイワードにある開教布教センターの所長を務めていました そして約6年ぶりにこのお寺に戻ってきました このお寺の仏様や日蓮聖人にお給仕できること そして皆さんと再びお会いできて大変光栄にまた嬉しく思っています ここに戻ってこられたのは 仏様や日蓮聖人のお導きと共に 小川先生のご尽力 池永先生や他の先生のご協力 またキース永井理事長をはじめとする理事会の皆様 その他メンバーやいろいろな方のお陰であると感謝しております 2013年をこのような形で迎えられることを本当に有り難く思います

私は今日この場所に立っているのは皆様方のお陰といいました しかし 皆様方だけのお陰ではありません 例えば 宗務院の役職員の方々のご理解とご協力がなければ実現できませんでしたし それ以外の海外布教に関わる多くの方々の応援もあって初めて実現可能となりました また 私は今紫の衣を来ております 僧侶の衣の色は位により違うことをご存じの方もいると思います このお寺に戻ることが内定した時には私はこの色の衣を着ることができる位ではありませんでした そこで 宗務院に位を上げて頂くよう申請しました 何故なら このお寺は海外では最も長い歴史と伝統を誇る格式の高いお寺だからです そのようなお寺の住職になるには小川先生と同じ色の衣を着ることができるお坊さんでなけばならないと思ったのです 思いの外早く位が上がることになりました そこで 今度は僧衣専門のお店に注文をしたのですが 衣はものすごく高価なものですし また作るのに時間がかかります 普通一ヶ月かかります ですから お正月の就任には間に合わないと思っていました すると あるお坊さんから電話がありまして 君は今度ハワイのあのお寺に行くそうだけれどそれに相応しい位は持っているのか それ相応の衣は持っているのかと尋ねられました 位は何とかなりましたが 衣は間に合いそうもありませんと正直に答えました それなら私の持っているものをあげるからといわれ 頂戴することができました 本当に有り難く思いました そのお陰で今日こうして着ることができたのです

このように私は今日ここに立つまでにとても多くの方のご理解と御支援を頂きました そのご恩は決して忘れられません ただ 私だけがそのように幸運だとは思いません 私は何も特別な人間ではありません 皆様と何ら変ることはありません つまり 皆様もいろいろな方からのご理解と御支援を受けて今日生きておられると思います そのことに気がついて生きるのと 気が付かないのでは大きな差があります 気が付いて感謝して生きるのが幸せで 気が付かないで何故自分には援助がないのだろうと嘆いて生きるのが不幸せと考えます つまりは自分の考え方次第で同じ人生が幸せにも不幸にも見えると思います 逆に言えば 見方考え方さえ変われば 誰でも幸せに成ることができると思います どのようにすれば考え方を変えることができるのか それは事実を知ることだと思います 気が付かないだけでいろいろな人に支えられているという事実がわかれば 自分がいかに恵まれた存在であるか理解できると思います いろいろな人に支えられていると事実を仏様は縁の教えで説かれています 縁の教えを理解すれば 自分たちが支えられている存在であることがわかります つまり 何も状況は変らないのに 考え方を変えるだけで自分達がいかに幸せか理解できるようになります 仏様の教えによって 私達はそのまま幸せになることができるということです 仏様の教えの目的は 悟りを得ることです 悟りとは 言葉を換えていえば 永遠で最高の幸せともいえます これから 仏様の教えをもっと学び 修行して共に幸せになりたいと思います これからどうぞ宜しくお願いします

2013年1月1日